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マンガ・アニメの用語集

マンガ・アニメの用語集

ギャグ漫画
読者を笑わせることを目的とした、ギャグを中心に描いた漫画のこと。笑える漫画の歴史は古く、明治期には政治や世相を「笑う」という風刺漫画が流行している。ギャグ漫画は、時代を経て1960年代後半から1970年代初めころにジャンルを確立した。その時代の世相や流行を反映するといわれ、例えば、高度成長とオイルショックの時代の中流階級としてのサラリーマンや、バブル崩壊やリーマンショック以降のサラリーマンなどを取り上げており、ギャグ漫画は惜しみなく時代を映し出している。
推理漫画
主人公が、犯罪事件・殺人事件の犯人、犯罪の方法、動機などに関する謎を論理的に推理する様子を描く漫画のこと。主人公が探偵であることから「探偵漫画」ともいわれる。その歴史は最初、小説やドラマを漫画にしたものが圧倒的に多かった。例えば、江戸川乱歩の昭和初期の作品は60年代あたりから多く漫画化されている。オリジナル作品としての推理漫画が爆発的なヒットを飛ばすのは、90年代に入ってからである。
スポーツ漫画
スポーツを題材に取り上げた漫画のこと。もともと日本人は他の国の人に比べ、スポーツ観戦が好きだといわれる。明治以降、異文化であったスポーツが日本に入ってくるようになり、ヨーロッパからはサッカー・ラグビー・テニス、アメリカからはベースボール・アメリカンフットボール・バスケットボール・バレーボールと、ヨーロッパとアメリカでは質がまったく違う競技を一緒に受け入れてきた。その後、そのどれもが漫画の題材になっている。また、スポーツ漫画の一種として、努力と根性でひたむきにスポーツに取り組み、さまざまな困難を乗り越えて勝利を掴んでいくというストーリー展開の「スポ根漫画」が、日本で一世を風靡した。
ホラー漫画
幽霊や妖怪、犯罪、戦争などをテーマやモチーフにして、精神的・生理的恐怖を煽る漫画のこと。目に見えない存在、理解できない存在を登場させ(存在を感じさせ)ることで、人間の弱さやエゴ・醜さを抉り出す。また、幽霊や妖怪といった化け物以外にも、UFOや超能力を題材に用いることから、「オカルト漫画」というジャンルも派生している。現在では、日常生活や身近なものに潜む得体の知れない恐怖を描く傾向にある。
ファンタジー漫画
魔法や幻想的な世界・キャラクターを扱う子供向けの漫画のこと。中でも、ごく普通の女児が変身して魔法、特殊能力を武器に戦うといった、いわゆる魔法少女の漫画は、アニメにもとり上げられるほど長く人気を獲得している。なお、ファンタジーの特徴として語彙や用語にこだわる形式主義の点が挙げられるが、時代背景・小道具・登場人物の振る舞いなどは中世ヨーロッパの神話や伝説、キリスト教に基づく世界観を取り入れていることが多い。
恋愛漫画
女性向けに作られる恋愛を主題に描く漫画で、主に少女雑誌に掲載されることが多い。また、これとは区別される「ラブコメディー(ラブコメ)」は、ごくありふれた日常生活(学校生活等)に、極端にあり得ない条件が導入されることで(突然の居候、間違い電話、誤認逮捕等)、その後、主人公の生活は一変し、周囲を巻き込んだ事件や混乱が繰り返されつつも、恋愛関係へと発展していくような漫画が多い。
SF漫画
宇宙や未来、異次元などを舞台にして、科学・空想(擬似)科学をテーマとした漫画のこと。基本的には、現実世界には存在しない科学法則を仮定し、それに基づいた世界や社会を描いている。1980年代、日本のSFファンの間において「SFマインド」という概念が多用され、SF的な趣向が高まっていった。現在ではロボットやA.Iを出しつつも、「幼少時のトラウマ」や「父親との関係」といった一見SF的ではない要素が強いものもある。
グルメ漫画
料理、料理人、食材など食に関することを題材にした漫画のこと。読んで楽しむだけでなく、食材に関する知識や、その調理方法も学ぶことができる。また、食は人間の生存の根本に位置するため、食物に関する人間ドラマだけでなく、食をめぐる社会問題、環境問題、文化についての問題を主題とするものも多い。
4コマ漫画
4つのコマを使って、1つの話をつくる漫画の形式。4コマ漫画の書き方は、起(物語が起こる。はじまり)、承(起きたことを受けて、話が続いていく)、転(おもわぬ展開、話がどうなるのかわからなくなる)、結(オチ。結末)といえる。現在では専門雑誌が多数出版されるほどの盛況を誇っているが、これには必ずしも起承転結に沿わない形で笑いを取るものも多い。いずれにせよ4コマという前提がある中で、キャラクターや情景の動作という要素を詰め込む作業は、漫画の基本ともいえる。
漫画雑誌
複数の漫画を掲載した雑誌。現在500種類以上が世に出回っているが、全体的に売れ行きは良くない。例えば、2008年、青年週刊雑誌の代表であった「ヤングサンデー」が休刊となっている。出せば売れるといわれた出版業界が凋落(ちょうらく)していった原因は、長引く不況、インターネットの出現、消費者の変化、部数の問題とさまざまだが、意外にも「立ち読み」が出版の不況に少なからず影響を与えているという意見もある。
単行本
雑誌の連載漫画で、ある程度の分量がたまったものを1冊にまとめた形態をいう。単行本はレーベルごとに同じ判型・体裁に整えることが多く、例えば背表紙や裏表紙にその雑誌のロゴをあしらった作りにする。単行本を制作する編集者は、雑誌に掲載された漫画の内容と漫画原作との相違点などを丁寧に校正し、また色やサイズなどの雑誌の掲載パターンから小さくページ数のある紙面に移行していく。なお、雑誌を介さない作品は「書き下ろし」と呼ばれる。
同人誌
同人雑誌の略。これに含まれるのは純文学などの小説であり、俳句・短歌・詩であり、その歴史に近代以降の文学の流れを見ることもできる。しかしながら、単に「同人誌」といえば、現代では漫画・アニメを指すことが多く、製本がだいたいホッチキスでとめただけの冊子や、CD-ROM、ネットからのダウンロードといった同人ソフトまで含めると、その数は計り知れない。なお同人誌を配布・頒布・販売する集会を同人誌即売会という。
画材
漫画を描く際の基本的な画材は、原稿用紙、鉛筆、消しゴム、つけペン、スクリーントーン、カッター、定規などが挙げられ、カラー原稿の場合は、コピック、水彩絵具、アクリル絵具などが加わる。パソコンの場合は、画材を必要としないこともある。なお、漫画初心者のために、基本画材がセットになっているものがあり、1万円以下で購入することができる。この中には小さなモデル人形が入っているセットもあり、キャラクター動作が必須の漫画に嬉しい内容になっている。
漫画原作者
漫画の原作となるストーリーや設定を構想するのが仕事。漫画はもともと、既存の小説を使うというカタチで存在していたが、ニーズが多様化しストーリーが複雑化していった結果、漫画家一人が全工程を手がけることが難しくなり、漫画作品のためのオリジナル・ストーリーが書かれるようになった。そのような背景で、漫画原作者はその脚本だけでなく、コマ割りやキャラクターのセリフ・動きを指示したネームまで担う場合がある。
漫画家
漫画を描くことが仕事。しかし漫画家の必須条件は恐らくないだろう。最も大事な要素を実際の体験や会話だという作家もいれば、逆に想像力や夢を追うことだという作家もいる。また今は、絵コンテやプロット作成だけでなく、デザイン力や企画力も漫画家には問われている。現在、漫画を教える学校ではプロの漫画家や編集者の講義を受講することができ、在学中からアシスタントとして働けるので、まずは様々なスキルや知識を勉強し漫画で何ができるかを考えた方が良いといえる。
編集者
その作品を出版する出版社か専門の編集プロダクションに勤め、どんな漫画を出すか・どう出すか(マーケティング)を考え、正確性・信頼性の担保(品質保証)を確保し、それを漫画家と擦り合わせ、できあがったゲラを印刷にまわす。雑誌の場合は、読者ページや巻頭ページなどのページ構成も行う。さらにデビュー前の漫画家の発掘・育成をする「新人マンガセミナー」の担当もしたりする。
漫画家アシスタント
漫画家本人が担うプロットの作成、ネームの作成、下書き、ペン入れ、彩色などの作業の他に、原稿作成の補助的な仕事する。一般的には将来漫画家を目指しているアシスタントが多いが、中には漫画家志望でないアシスタントもいる。作画の場合、ベタ塗りやトーン貼りや背景部分などを漫画家から指示されるが、中にはストーリー作りやキャラクターデザイン、資料集めなど直接的に携わるアシスタントもいる。
漫画喫茶
本来の「喫茶を提供する」という目的から、「漫画を娯楽サービスとして提供する」ことが目的になっている喫茶店のこと。また同じような事業形態で「ネットカフェ」があるが、実態はさほど違いがない。かねてより、著作権法との関係で、図書館や書店並みの規模の書棚を有すこれらの喫茶店に対し、著作権の保護を求める動きが起こっている。またそれ以上に、安価な宿泊施設として利用するネットカフェ難民の問題が深刻になっている。
書店
本の小売店のこと。書店にはさまざまな種類があり、明治や大正期から続く小売店は、出版社として知られていることが多い。なお、出版社を版元(はんもと)、卸業者を取次(とりつぎ)、小売店を小売書店などと呼び分けている。現在、書店は「充実した品揃え」を大々的にアピールする大型書店が、他の書店に多大な影響を与えているといわれる。例えば、2000坪以上の面積に10階以上のフロアを擁するといった具合である。
新古書店
漫画本や文庫本などの大量出版された新古本を取り扱う古書店のこと。都市周辺にフランチャイズ展開していることが多い。また多くの店舗が書籍に限らず、音楽CDや映像ソフト、ゲームソフト等も併せて取り扱っている。新刊本も安く大量に販売し、新刊書店と競合する、といった古書店の在り方について、出版業界からは出版不況の一因だといわれている。
オンライン書店
インターネット上にある書店のこと。タイトル・著者・ISBNなどで検索をしてから、本・雑誌定期購読・CD・DVDなど買いたいものを選び、買うことを確定させてから住所・電話番号・メールアドレスを入力して、最後に決済をする。送料無料、ポイント還元などメリットも多い。近年では大型古書店なども参入してきており、品揃えは他の追随を許さないといわれている。
おたく
オタク・ヲタクと表記し、「ヲタ」と省略されることもあり、特定の趣味に傾倒する人を指す。とくに漫画・アニメの分野では、おたくの多くが参加する「コミックマーケット」と呼ばれるものが存在し、3日間で60万人近くを動員した。また、秋葉原は1990年代以後もゲーム・アニメ・同人誌などの文化が成長し、一般にも認知されるようになっている。2000年になって、美少女キャラクターを扱った多くの作品が秋葉原に並んだ。
日本アニメ
日本で制作されたアニメのこと。OVAやネット配信以前、アニメはほぼすべてテレビか映画によって放映されていた。アニメ制作会社もしくは広告代理店は、まず企画をテレビ局に持ち込み、局側により決定された。1997年以降はテレビアニメの本数は増加していき、俗にアニメバブルと呼ばれる。近年では、国が漫画やアニメなど作品の収集・保存、展示のほか、若手クリエーターの育成なども進めている。
外国アニメ
海外で制作されたアニメのこと。もともと、日本のアニメも、大正期に外国から輸入されたアニメーション映画の人気を受けて制作されている。一般的に海外のアニメーションは、セル画だけでなく、人形やCG、スライドによるものも含む。アメリカでは、1920年代後半から1960年代まで「アメリカン・アニメーションの黄金時代」という繁栄期を迎えている。映画産業とともにトーキー導入からさまざまな撮影技術が生み出され、魅力的なキャラクターが数多く誕生した。
アニメ技術
アニメを制作する各技術のこと。アニメの技術革新は20世紀初頭から本格的にスタートしている。たとえば1930年代にはマルチプレーンカメラという装置を多用することによって、遠近感とリアリティーが創出できるようになっている。また近年では、コンピュータが利用されるようになり、既存のアニメーションの概念を大きく変えたといわれる。例えば、実写映像とCGを合成する「ARToolKit」がそうである。
テレビ
電波を使って放送するテレビ用に作られたアニメ。現在、テレビアニメは日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビといったキー局と全国放送のNHK各チャンネルまたは地方の独立したテレビ局によって放映されている。テレビアニメの人気は、通常のバラエティー番組などよりも高くなる場合があり、ファミリー・一般向けアニメの一部には10年以上続く長寿番組もある。
映画
劇場、映画館などで公開されるアニメーション作品のこと。1900年代初めに、実写映画のコマ撮りの技術を応用した4分間の作品として登場した。日本では、大正期に生まれた切り紙アニメーションが最初期のアニメーション映画だといわれている。なお戦争が始まると、扇動的な映画が作られるようになるが、皮肉にも日本の長編アニメーション映画はこの時に誕生した。近年に至り、構成や演出の面で洗練され実写より上手くまとまっているなどの評価を得ている作品もある。
web・OVA
テレビで放送されたもののストリーミング配信は含まず、あくまでインターネット環境での再生を前提としたコンテンツのこと。GIFやFlashをつかって制作するが、中にはネットだけでなくテレビや映画になった作品もある。OVAはいわゆる和製英語でオリジナル・ヴィデオ・アニメーションの略である。1980年代、ビデオデッキの普及の悪さも有り、一本2万円で売られていたこともある。
アニメソング
アニメーション作品の主題歌・挿入歌・イメージソングのこと。略してアニソンという。一般的にはアニメの曲を指すが、特撮・ゲーム・声優の曲が 含まれる場合もある。そのアニメオリジナルのアニメソングには、タイトルや登場人物の名前などが入っている。近年では、アーティストとのタイアップ曲も増えてきており、アニメの世界観に合わせて作られた曲が使われることが多い。
キャラクターグッズ
アニメやマンガの登場人物やキャラクターをあしらった商品のこと。原作の二次利用のひとつで、制作される商品としては、アパレル・文房具・玩具・アクセサリー小物・生活用品など幅広い。子供向け商品が多いが、大人の子供時代のキャラクターを用いるなどして市場拡大がなされている。